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ボストンを LOOK BACK

 昨夜、見るともなく見ていた「SOUL TO SONG」で、再放送だろうが、ボストン「宇宙の彼方へ」をやっていた。ボストンのCDは持っていないが音源はパソコンに仕込んであって、時々車でかけて聴いている。昨日の放送で興味深いことを聞き、なるほどと思った。

 

 それは、アルバムの制作はトム・ショルツが一人で楽器を弾き、ボーカルだけブラッド・デルプに歌わせ、多重録音でトムが一人でミキシングしてつくっていたというのだ。またギターの特徴的な音はトムがオリジナルのエフェクターを開発工夫してつくりあげたというのだ。その後、エフェクターを正式にどこかのメーカーで製造したという。

 

 トムはMITの秀才だった。当時ボストンの情報として、ハーヴァードだかMITだかの学生出身でインテリというのは聞いていた。卒業後は一時、ポラロイドに就職したらしい。

 

 そしてこの点。トムは多重録音に普通は必要なリズムボックスを一切使わず、テンポを手拍子で測っていたというのだ。そのことでかえって迫力が生まれ、一人の演奏なのに、複数人のバンドの演奏のように迫力が生まれたというのだ。

 

 これって意外に重要なヒントを与えてくれていないでしょうか。微妙なズレ、差異が「ナマ」的なサウンドを生む。デジタルに抗したアナログの持つ力。 そういえばマントヴァーニー・オーケストラはストリングスの演奏を何人かずつ、少しずつずらすことでエコーみたいな効果を出していた。

 

 ボストン(というかトム)のギターサウンドの特徴も、アコースティックがそのまま伸びるような音であることだ。ここで思い出すのは1960年代に日本でも人気のあったスウェーデンのバンド、スプートニクスだ。歪みのない、きれいな音のギターが中心だった。あのギターを弾いていたリーダーも確か工科系の大学出身だった。当時、恐らく初めてのワイヤレスのアンプを使用し、客席に下りて来ながら演奏がステージのアンプから聞こえてきた時は、おったまげた。

 

 トムは小さい時からクラシックが好きで聞いて育ったという。本人が「クラシックとロックの融合」なんてことを放送で言っていた。クラシックとロックの融合といえば初期のクリムゾン、イエス、ELPあたりが本家だろうが、クラシックにもいろいろあるから、ややポップ寄りということになれば、ウォーカーブラザース、ムーディブルースなども入るだろう。ボストンはどうか。ジャンルではハード、プログレ系でややポップ寄りということになるらしい。ま、ロックでいいか。

 

 トムは「記憶を純粋に全体的によみがえらせるのは音楽なのだ」といった意味のことを言っていた。やはり70年代のロックはいいなあ。「スモーキン」「アマンダ」なんかをまた聴いちゃった。

 

 ちなみにブラッドは自殺しちゃったらしい。あのハイトーンのヴォーカル、よかった。遅いけど、合掌。

 

 


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  • 2018.10.21 Sunday
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