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ピョートルのモーツァルト最高!

 

 最近頑張ったので自分へのご褒美に久しぶりにCDを買った。ピョートル・アンデルシェフスキ(ピアノ&指揮)、いわゆる弾き振りのモーツァルト、ピアノ協奏曲25番&27番である。特にモーツァルト最期の年の作品、最後のピアノコンツェルトの27番が好きで、ピョートルがどう解釈して演奏しているのか、興味津々だった。

 

 真嶋雄大氏によるライナーノートによれば、アンデルシェフスキは「コンツェルトに関しては、モーツァルトに並ぶものはないと位置付けており、終局的に自身が回帰するところはモーツァルトのピアノ協奏曲と確信している」という。そしてこのように演奏を表現している。

 

 ----鮮やかなピア二ズムを展開している。清冽なタッチからは薫り高い気品が立ち上がり、潤沢な音楽性と厳格なコントロールはモーツァルトの核心に迫る。後期作品に見られる雄渾さと壮大なスケールを丁寧に読み解き、柔和な緊迫感と、端正かつ内的な強靭さを携えた風格は、歩んでいく道程に生命の灯をひとつひとつ燈すようでもある。----

 

 まさにこの通りだと思う。正確で美しい言葉、文章で、アンデルシェフスキのモーツァルトを言い尽くしていると思う。

 

 日本の誰だか忘れたがピアニストが「モーツァルトはシンプルで難しい」と言っていた。当たり前だ。シンプルこそ難しい。だがモーツァルトはただのシンプルではないのだ。アンデルシェフスキは、わかっている。そう思った。


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  • 2018.06.17 Sunday
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