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マタンゴ!

マタンゴ

 

 仕事で古い新聞をあさっていたら、なつかしい映画のことが載っていた。「マタンゴ」(1963年東宝・本多猪四郎監督)だ。あらすじは

 

 ----男女7人が乗ったヨットが遭難、無人島に漂着する。発見した国籍不明の難破船には、マタンゴと記された奇怪なキノコの標本があった。不思議なのは、船の鏡がすべて割られていることだ。

 閉ざされた空間。不気味な音楽。じわじわと恐怖が高まってくる。そして映画の中盤は、人間の醜さが描かれる。飢え、性欲、エゴイズム。7人の争いが始まり、怪物が現れる。その正体は…。----

 

 この記事を書いていたのは共同通信の編集委員室長(当時)立花珠樹氏で、映画をはじめ文化のライターでは定評のあるお方。『「マタンゴ」は、今も大人の鑑賞に堪える恐怖映画だと思う』として、こう書いている。

 

 ----その理由の一つは原案がしっかりしていることだ。海洋怪奇文学で知られる英国のホジスンの原作を、星新一と「SFマガジン」の初代編集長だった福島正実が翻案しただけに、恐怖の本質がきちんととらえられている。−怪獣より怖いのは人間なのだ。----

 

 本多監督と円谷英二特撮監督のコンビといえば「ゴジラ」や「モスラ」「ラドン」でおなじみ。天本英世、水野久美ら出演。そういえば「元気の出るテレビ」だったかで、マタンゴが出ていたな。「私・湘南マタンゴ娘」の歌だったか。

 

 CGのない時代だったが、一連の特撮もの、特にこの「マタンゴ」は一種独特な気味の悪さが魅力で、マセた子供だった頃、わくわくして見たものだった。

 

 マタンゴ! って語感もなんかおかしくて怖くて、この時代の雰囲気に合っていたものなあ。


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  • 2019.06.17 Monday
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