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個別との遭遇

八甲田暮色

 

 「美しい花がある、花の美しさという様なものはない」(小林秀雄)

 

 個別が好きだ。といっても予備校の話ではない。例えば自分がいいと思う風景、小説、曲、絵など、その時そこで体感した一つ一つが好きなので、「自然」「文学」「音楽」「美術」それらの美とか価値”という様なもの”が好きなのではない。ジャンルにのめりこんだというか文学なら文学の意識過剰なのは苦手だ。というより嫌いだ。そんなものより、大事なものがある。

 

 それでも本やCDや写真などがたまってくる。人生のいい記憶は気持ちを豊かにしてくれる。悪い記憶は捨てたい。でもなかなか捨てることはできない。せめて本などは本当にプレシャスなものだけにして、あとは処分したい。時折り、すべてを処分したい衝動に駆られるが、発作みたいな極端は必ず後悔する。捨てる捨てない、その線引きが難しいところ。記憶もそうならいいが。

 

 さっきテニスの全豪オープン1回戦で、今季限りで引退を表明したマレーがフルセット5時間の戦いの末、バウチスタに敗れた。もしもこの試合が最後になったとしても、フルセット5時間マッチはマレーらしくていいんじゃないかと思った。

 

 だが勝利者インタビューのあと、通常は敗者にはないインタビューがマレーに対して行われ、さらに会場の大型スクリーンにジョコビッチ、フェデラーなど男女トップクラスのマレーへのメッセージが放映された。じっと見入る、聞き入るマレー。ちょっと、うるっと来た。これは引退延期もあるかな。

 

 マレーは殿部を痛め、手術しても痛みが治らないとのこと。小生も殿部の手術をした身で、親近感を感じる。マレーはもう一度の手術も検討していると言っていた。日本のしかるべき医者などに診てもらえば、治る道もあるんじゃないかと思う。テニスというもの、あるいはテレビのスポーツ中継が好きなのでなくて、こういう場面に遭遇するのが好きなのです。


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  • 2019.06.17 Monday
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